そして、帰り道にマラリアにかかってしまう。
戦後日本に帰るまでの道のりは、それはとても
悲惨だった。
それでも、その頃の話には、
青春時代の楽しい話も入り交じっている。
お昼休みに友達と
天ぷらをもらいに行くのに、こっそり
なんども行っては、怒られ、
それでも繰り返していたという話。
おかげで、戦時中だったのに関わらず
当時が、一番太っていたという。
そんなおばちゃんが、つぶやく。
戦争もあった。火事もあった。
そして、今度は原発だ。
何か悪い事したのかな。
体の痛みを訴えながらも、しっかり話す祖母。
実家からの帰り道。
涙形の水色のピアスと遭遇。
Sobononamidaと呼ぶことにします。